Last Updated on 2026年3月19日 by oba3
日本でも暗号資産の利回り運用が広がり始めているが、その水準や仕組みは海外とは大きく異なる。特にUSDCレンディングは国内初の取り組みとして注目されているが、本当に有利な選択肢なのかは構造から理解する必要がある。
目次
ニュース概要
国内の暗号資産利回りは、レンディングやステーキングを中心に提供されている。SBI VCトレードのUSDCレンディングでは、当初年率10%が提示され、その後は約5%程度での運用が想定されている。
一方、海外ではDeFiやCeFiを含め、より高利回りの選択肢が存在するが、その分リスクも高い。
構造解説
日本市場の特徴は、「規制による安全性」と「利回りの抑制」にある。国内業者は厳格な規制のもとで運営されており、資産保全やコンプライアンスが重視される一方、利回りは市場競争よりもリスク管理を優先して設計されている。
これに対し、海外市場では競争原理が強く働き、利回りは需要と供給によって大きく変動する。その結果、高利回りを実現する一方で、流動性リスクやカウンターパーティリスクも高まる。
市場への意味
USDCレンディングの登場は、日本においても「利回りを得る暗号資産運用」が一般化する初期段階を示している。
重要なのは、利回りの高さではなく、「どのリスクを取るか」という選択だ。国内サービスは安全性を重視する投資家に適しており、海外サービスはリスクを取ってリターンを追求する層に向いている。
今後は、こうした選択肢が並存することで、暗号資産市場はより多層的な金融市場へと進化していくと考えられる。
機関投資家と暗号資産
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