トークナイズド米国債110億ドル、CircleがBlackRockを逆転

トークナイズド米国債110億ドル、CircleがBlackRockを逆転

Last Updated on 2026年3月15日 by oba3

トークナイズド米国債市場が急拡大している。市場規模は110億ドルを突破し、CircleのUSYCがBlackRockのBUIDLを上回り最大のトークナイズド米国債商品となった。ブロックチェーン上で国債を運用するRWA(実世界資産)市場は、伝統金融とオンチェーン金融の融合を象徴する領域として注目を集めている。

目次

ニュース概要


トークナイズド米国債市場が2026年に入り急成長し、総市場規模が約110億ドルに到達した。中でもCircleが発行するUSYCが約22億ドル規模に拡大し、BlackRockのBUIDLを抜いて最大のトークナイズド米国債商品となった。
トークナイズド米国債は、米国債を裏付けとした資産をブロックチェーン上のトークンとして発行する金融商品であり、DeFiやオンチェーン金融と接続できる特徴を持つ。近年は資産運用会社や暗号企業が相次いで参入しており、RWA市場の中でも最も成長の早い分野となっている。

構造解説


トークナイズド米国債の拡大は、暗号資産市場における「利回り需要」の高まりと密接に関係している。
従来の暗号資産市場では、利回りの多くがDeFiの流動性提供やステーキングに依存していた。しかし金利上昇局面では、米国債の利回りが4〜5%台に達し、これをオンチェーンで利用できる仕組みとしてトークナイズド国債が急速に普及した。
この市場では、資産運用会社(BlackRock)と暗号ネイティブ企業(Circle、Ondoなど)が主導権を争う構図が形成されている。伝統金融の資産をブロックチェーン上に移すRWAトークン化は、金融インフラの再構築とも言われ、銀行・資産運用・DeFiの境界を曖昧にしつつある。

市場への意味


トークナイズド米国債の成長は、暗号資産市場の資本構造を大きく変える可能性がある。
まず、ステーブルコインやDeFiプロトコルが安全資産として米国債利回りを直接利用できるようになるため、オンチェーン金融の利回り構造が安定化する。さらに、BlackRockやCircleといった金融プレイヤーの競争は、RWA市場の標準インフラを決める戦いとも言える。
もしこの流れが続けば、暗号市場の資本の一部が「オンチェーン国債市場」として巨大化し、DeFi・ETFに次ぐ新しい資金流入ルートとなる可能性がある。

RWA(実世界資産)の基礎

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